事業活動において、電力をはじめとしたエネルギーや資源を消費し、温室効果ガスや廃棄物を排出しています。
これらの環境負荷をINPUT・OUTPUTとして把握し、環境負荷を低減する活動につなげています。
環境保全への取り組みを、投じたコストやその効果への両面からできるだけ定量的に把握し、効率的かつ効果
的に環境活動を行うため、環境会計を導入しています。
平成26年度の環境保全のための投資額は8億46百万円、費用額は3億39百万円でした。新型車両の導入・
VVVF制御化による省エネルギー化、環境教育やイベントを通じた啓蒙など、環境保全に対して積極的な活動を
行いました。今後も環境保全コストの管理やその効果の分析を行うことにより、より一層効果的な環境保全活動に
取り組んでいきます。
環境負荷データ
環境会計
・名古屋鉄道(株)のみの数値。(※一部は、名鉄病院、健康保険組合、共済会を除く) ・数値は、切り下げて表示。 ・産業廃棄物の数値には、紙製乗車券類の数値を含まない。 ・二酸化炭素排出原単位の算定は地球温暖化対策推進法に基づく「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に準拠。
電気
428百万kWh
都市ガス
314千m
3
CO
2紙(A4換算)
12,634千枚
熱
55,828GJ
※ガソリン
142千ℓ
灯油
83千ℓ
軽油
90千ℓ
水
395千m
3
プロパンガス
23千m
3
A重油
210千ℓ
(単位:百万円)
(単位:百万円)
主たる事業活動で生じた廃棄物のリサイクルまたは使用済み製品等のリサイクルによる事業収入 省エネルギーによるエネルギー費用削減
省資源またはリサイクルに伴う廃棄物処理費用の削減
収 入
費 用
金 額
効果の内容
88 85 3 176
合 計
◯集計期間:平成26年4月1日~平成27年3月31日 ◯集計範囲:名古屋鉄道㈱の事業範囲
◯確実に把握が可能で、環境目的が高い項目を計上 ◯金額は税抜き、百万円未満を切り捨てて表示
◯環境省「環境会計ガイドライン」および(社)日本民営鉄道協会「民鉄事業環境会計ガイドライン」に準拠 ◯費用に減価償却費は含まず
費用額
投資額
内 容
内
訳
(1)事業エリア内コスト
(2)上・下流コスト
(3)管理活動コスト
(4)社会活動コスト
グリーン購入
廃棄物処理・処分、廃棄物のリサイクルなど
人件費、会議費、ISO活動維持費、環境教育費用、 環境報告書の作成、イベント費用など
環境保全を行う団体への支援など
騒 音 対 策:ロングレール化、PCマクラギ化、 防音車輪導入など
水質汚染対策:排水・汚水処理設備の設置、改修など 新型車両の導入、VVVF制御化など
①公害防止コスト
②地球環境保全コスト ③資源循環コスト
環境保全コストの合計
846
191
655 0 0
0
0 846
270
149
42 79 51
17
1 339
指標の値(量)
指標の分類
環境保全効果を示す指標
効果の内容
③事業活動から算出する財・サービスに関する効果 ②事業活動から排出する環境負荷
および廃棄物に関する効果
使用済み乗車券の リサイクルによる 廃棄物抑制量 (2)上・下流で生じる環境保全効果
(上・下流効果)
(3)その他の環境保全効果 ④輸送その他に関する効果
①事業活動に投入する資源に関する効果 (1)事業エリア内で生じる環境保全効果
(事業エリア内効果)
鉄道電力(付帯電力含) 太陽光発電 水道水
5,058千kWh 1千kWh 12千m3
23t
̶̶ ̶̶
̶̶ ̶̶
CO
2226千t-CO
2
一般廃棄物
2,910t
乗車券類
(紙製乗車券)23t
産業廃棄物
559t
■環境保全コスト
■環境保全効果
■環境保全対策に伴う経済効果
※GJ(ギガジュール)とは、仕事量、熱量および電力量の単位であるJ(ジュール)の109倍に相当します。
うち
リサイクル
23t
リサイクル
1,801t
うち